ドイツ歴26年の日本人ママが驚いた 学校での朝食タイムと冷たい夕食とは?

世界(jie)(jie)の子どもたちは何を食べているの? 「世界(jie)(jie)の朝ごはん」第1回 ドイツ・ベルリン編(bian)

コーディネーター:希代 真理子

国(guo)が違えば「朝(chao)ごはん」も大きく違うというもの。日本ではおにぎりや定食(shi)スタイルの和(he)食(shi)はもちろんのこと、パンなどの洋(yang)食(shi)スタイル、さらに和(he)洋(yang)ミックスなど、ジャンルも形式(shi)もさまざま。しかし、世界を見ると、「シンプルな朝(chao)ごはんが当たり前」、という日常がありました。気(qi)になる世界の朝(chao)ごはん、第(di)1回はドイツ・ベルリン編。ドイツ在住歴26年の希代真理子さんにドイツ・ベルリンの朝(chao)ごはんの様(yang)子について話していただきました。

シンプルに季節の素材をそのまま生かすのがドイツ料理

我が家・希代(きたい)一家は、ドイツ人の夫と11歳の長女・瑠南(るな)、9歳の長男・玲(れい)、そしてコーディネーターの仕事をしている私の4人家族。ドイツ・ベルリンで暮らしています。

ドイツの朝ごはんについて語る前に、まずはドイツの食文化について紹介を。ドイツの食事といえばソーセージにじゃがいも、そしてビール。そんなイメージを持つ方は多いのではないでしょうか。実際その通りで、お隣のフランスやイタリアとは違い、食文化にそれほどインパクトはありません。ドイツ料理は凝った味付けのものというよりは、季節の素材をそのまま生かした料理を得意としています。

私はコーディネーターという仕事柄(bing)、ドイツ各地(di)に撮影に行くことが多いのですが、日本の郷土料理(li)のように、ドイツにもその土地(di)ならではの地(di)域色が出た料理(li)がいくつかあります。例えば、ベルリンなら塩漬けの豚(tun)すね肉を煮込んで作(zuo)る「アイスヴァイン」、港のあるハンブルクならマッシュポテトにコンビーフを混ぜた船乗りの保存食「ラプスカウス」、シュトゥットガルトなら餃子にも似た「マウルタッシェ」といった具合に。

以前、ドイツ南部・ミュンヘンに行ったときは、レストランで出て来た「シュヴァイネ・ハクセ」という豚肉料理のボリュームに驚(jing)きました。「これをひとりで食(shi)べるの?」と、お隣のテーブルをチラッと見(jian)ると、割と年(nian)配(pei)の方がフォークとナイフで、その豚肉の塊(kuai)を豪快に食(shi)べているではありませんか! ぼうぜんとその様子を見(jian)ていると、レストランのウェイターに笑いながら目配(pei)せされたということがありました。

バイエルン地方名物の豚肉料理「シュヴァイネハクセ」とじゃがいもの団子の「クヌーデル」。  写真提供:希代真理子

ドイツ料理を出すレストランの食事はとにかく量が多く、日本からの撮影クルーと食事に行く際は、何皿かをみんなでシェアすることがほとんどです。

しかし、そんな肉食(shi)中心だったドイツ人の食(shi)文化も、実は近(jin)年になってかなり変わってきました。2021年3月には、ドイツにおける国民(min)ひとり当たりの肉の消費量が、統計を開始した1989年以来、過去最低の数字だったというニュースが紙面を賑わせたのです。動物性食(shi)品を全く食(shi)べないというベジタリアンやビーガンの数も、ドイツ国内(nei)では年々増(zeng)加しています。

平日の朝は時間との戦い、というのはドイツも同じ

さて、そんなドイツの朝ごはんですが、ご存じのとおり、ドイツはチーズやハム、サラミの種類(lei)が豊富(fu)で、それらとジャムやチョコ風味のヘーゼルナッツのスプレッド、そしてパンで朝食をとる家庭(ting)がほとんどです。ゆで卵やスクランブルエッグ、ヨーグルトやフルーツを取り入れる家庭(ting)も多(duo)いですね。ちなみにスーパーのジャムコーナーはとても充(chong)実していて、行くたびにいつもどれにしようか迷ってしまいます。

ドイツのスーパーのジャムコーナーはとっても種類が豊富。  写真提供:希代真理子  

平日の朝は日本同様、ドイツの家庭も慌ただしく、朝ごはんも簡単に済ませている家庭が多いですが、週末の朝は家族や友人たちとブランチなどでゆっくりと朝食をとる人が多いです。ちなみにドイツの1日の食生活のバランスは、昼ごはんをメインにする日だと、夜は簡単に済ませる、ということがよくあります。日本のように1日3食、しっかりと食べる、という意識は強くありません。

またドイツ人の合理的な考え方が表れているのが、“カルテスエッセン”と呼ばれる、いわゆる“冷たい食事”です。昼ごはんをしっかりと食べた日の夜ごはんはパンをスライスし、チーズやハム、オリーブなどを並べただけの食事で済ましてしまうわけです。

我が家は幼児期から「日本式」が染みついてしまっているので、逆にパンを切って食卓に並べるだけだと子どもたちからブーイングが出ます。娘がクラスメイトのドイツ人(ren)のご家庭のおうちに泊まりに行くと、ときどき「“カルテスエッセン”が出てくるんだよね~」と言っていました。

ベルリンの子どもたちはみんな「シュリッペ」が大好き

左からアガベシロップ、蜂蜜、ルビーチョコクリームと“シュリッペ”(ドイツの小さなパン)。「これが我が家のシンプルな朝ごはんです」。  写真提供:希代真理子

さて、我が家の朝ごはんの様子ですが、子どもたちがまだ幼稚園の頃は、比較的ゆっくりと家族全員で朝ごはんを食べていました。その頃は、リンゴ、マンゴーやヨーグルトなど、フルーツが中心。

しかし、子どもたちが小学生になり、時間ギリギリまで起きて来なくなってからは時間との戦いで、現在ではそれぞれが食べたいものを手早く準備して食べる、というスタイルに変わりました。ロックダウンで時差登校になっているのもその理由です。

小学校3年生の息子は、
「ママ、明日はシュリッペ(Schrippe:ベルリン訛りで小さなパン)焼いといてな!」
と、前日の夜に朝に食べたいものを伝えてからベッドに入ります。

“シュリッペ”は、外はカリカリ、中はモチモチのとてもシンプルなパンで、ドイツ人はみんなこのパンが大好き。ベビーカーに乗った小さな子どもたちもおやつ代わりにかじっているくらいです。ベルリンでは“シュリッペ”と呼びますが、“ゼンメル”と呼ばれる地域もあり、土地によって呼び方が変わるのも特徴です。

我(wo)が家ではパン屋さんで買ってきたり、オーブンに15分(fen)弱(ruo)入れるだけで焼(shao)き立てを楽しめる状態のものをスーパーで買うことが多いです。このシンプルなパンに蜂蜜やアガベシロップ(オーガニック甘(gan)味料)をつけて食べるのが息子(zi)流。

シュリッペ(写真左下)はこんな感じで店頭で売られています。ひとつ15セント(約20円)。  写真提供:希代真理子

小学校6年生の娘は、ココアだけで済ませたり、ベーコンエッグとトーストだったり、とその日の気分で自分で準備するようになりました。お餅(bing)を焼いておしょうゆと砂糖(tang)をつけて食(shi)(shi)べたりすることも。あまり食(shi)(shi)欲のない日は果物だけのときもあります。今(jin)(春~初夏)はザクロを食(shi)(shi)べている日が多いです。

「子どもたちが最近気に入っているザクロの朝食風景。これと一緒にココアや牛乳を飲んだりしています」。  写真提供:希代真理子
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