目黒川で拾われた保護猫の「ねこさん」 フクロウのようなルックスが海外からも注目

ねこシールブックに登(deng)場のシンデレラ猫(mao)「ねこさん」飼い主、デザイナーの藤澤ゆきさんインタビュー

ライター:小川 聖子

モフモフのからだに小さく突き出た耳(er)が「まるでフクロウみたい!」と話題の「ねこさん」。今ではSNSはもちろん『BRUTUS』などで取り上げられ、話題の猫シールブック「SNSで人気の有名(ming)ねこさんだらけ ねこいっぱいシールブック応(ying)援ワード編!」(7月28日(ri)刊行)にも登(deng)場しています。

そんなインフルエンサーキャットの「ねこさん」ですが、もともとは目(mu)黒川でレスキューされた保護猫なのだそう。 「ねこさん」と出会ってからの心温まるエピソードや人気猫になった経緯(wei)を、現在の飼い主(zhu)で、テキスタイルデザイナーとしても活(huo)躍する、藤(teng)澤ゆきさんにお聞きしました。

浅瀬で動けなくなっている 「ねこさん」を見つけました

──どんな経緯で「ねこさん」を家族として迎えられたのでしょうか。

藤澤ゆきさん 2016年の暑い日、目黒川の浅瀬で動けなくなっている「ねこさん」を見つけました。近所のおじさんとレスキューしてすぐに病院(yuan)に連れていったところ、幸い怪我などはありませんでしたが、痩せて毛(mao)は薄(bo)く、ドブまみれの状態でした。成猫(mao)なのに去(qu)勢されていなかったので野(ye)良(liang)猫(mao)かなと思いましたが、念のため遺(yi)失物として警察に届(jie)けを出(chu)しました。しばらくは怖かったのか、お風(feng)呂場やベッドの下に隠れていたのですが、数日後(hou)からすこしずつ打(da)ち解けてくれて。数ヵ月(yue)経っても、警察にも病院(yuan)にも届(jie)けがなかったため、正式にうちの家族になりました。

保護した当時のねこさん

──「ねこさん」という呼び方はそのころからですか。

藤澤さん はい。当初は「もしも飼い主がいたらお返しするから…」と、距離を置くために呼んでいた愛称(cheng)でしたが、そのまま家族になって名前が定着しました。今のねこさんは、野(ye)生時代を忘(wang)れて一日(ri)中眠(mian)ったり、床に転がってへそ天を披露してくれたりと、悠(you)々自(zi)適に毎日(ri)を過ごしています。飲み水にもごはんに困ることもなく、のんびりと猫生を満喫しています。

保護した当時のねこさん

ミステリアスなルックスが 世界中から注目の的!

──有名になったきっかけはありますか?

藤(teng)澤さん 山のようなかたちのねこさんの写真(zhen)(zhen)は、特(te)に反(fan)響がありました。ねこさんの特(te)徴は、フクロウのようなシルエット。海外(wai)のフォロワーの方(fang)には「まっくろくろすけみたい!」と驚かれます。実は真(zhen)(zhen)っ黒ではなく、毎(mei)年少しずつ、黒、茶、グレーと毛(mao)の色がグラデーションに変(bian)化しています。

──特に人気の投稿はありますか?

藤(teng)澤さん 過去の投(tou)稿(gao)で一番人(ren)気だったのはこちらです。ねこさんののんびりしたポーズやおどろいたような表情(qing)にコメントを当てはめて、ストーリーズにアップしてくれる海外のフォロワーさんが多いです。

足が悪い「ねこさん」と暮らすうち、 ペットの問題を考えるようになりました

──「ねこさん」と暮らしていて感じることはありますか。

藤(teng)澤さん のんびりしたねこさんがそばにいると、人も猫も、健康でいるだけで尊いねって毎日しあわせを感じます。ただ、心(xin)配ごともあります。ねこさんは足がすこし悪く、高(gao)(gao)いところへのジャンプが苦手なんです。ステップやカーペットを用意したり、リノベーションをして歩きやすい床材に変えたり、ねこさんの負荷をやわらげられるよう工夫しています。保護猫なので正確な出(chu)自(zi)はわかりませんが、病院で調べてもらったところ、スコティッシュフォールドなどが持つ遺伝性の骨軟(ruan)骨異形成症である可能性が高(gao)(gao)いと診断されました。

──スコティッシュフォールドのような特定の猫種は遺伝的疾患を発症する場合があるそうですね。

藤澤さん ねこさんと暮らすようになってから、生体販売や人間による恣意的な交配など、ペットを取り巻く状況にすこしずつ疑問を抱くようになりました。もちろん生まれてきた命には罪はないのですが、人間による生体販売ではない選択肢がもっと広まるといいなと思っています。今、世の中には何らかの事情で行き場を失い、保護された猫たちがたくさんいます。保護猫は子猫ばかりではなく、なかには多頭飼育崩壊から救われた子もいると思うと胸が痛いです。

保護猫のことをたのしく軽やかにみんなとシェアできたら

──藤澤さんは、最初にシールブックへの掲載のご相談をしたときも、ペットショップの広告はついていないか、特定の猫種を推す内容ではないかを確認されていましたね。

藤澤さん はい。細かくて申し訳ないと思いつつ、自分にとって大切にしたいことだったので、確認のお願いをさせていただきました。

──大切なことだと思います。今回、ねこさんも掲載させていただいたシールブックは、猫が好きな方が手に取られると思いますが、何か伝えたいことはありますか。

藤澤さん 「動物と暮らしたい」と思った方が、保護施設から迎える手段を最初に思い出してもらえたらうれしいなと思います。ねこさんを通して、保護猫の中にはこんなにユニークな子もいるんだよ、と伝えられたらうれしいです。ねこさんからもらった幸せや、保護猫のこと、たのしく軽やかにみんなとシェアできたらいいなと願っています。

──本(ben)日はありがとうございました。

(写(xie)真提(ti)供/藤澤(ze)ゆきさん)

右列(lie)中央・カヌレみたいなシルエットがお洒落な”ねこさん”(『SNSで人気の有名ねこさんだらけ、応援(yuan)ワード編(bian) ねこいっぱいシールブック』より

「SNSで人気の有名ねこさんだらけ ねこいっぱいシールブック応援ワード編!」のオシャレな使い方はこちら

藤澤 ゆき

箔や染めによって、ファッションの新たな価値をかたちづくる、テキスタイル/デザインレーベル【YUKI FUJISAWA】代表。人生のあたたかな時を共に過ごすアートピースのようなプロダクトを作り上げています。近年の仕事にNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」タイトルバックなど。
ねこさんの最新情報はインスタグラムをチェック!  @necosan_cat

SNSで人気の有名ねこさんだらけ
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ISBN 978-4-06-532237-6  判型  変形ミニ(11センチ四方)  ページ数 シール15ページ+裏表メッセージカード2ページ イラスト えのき のこ 猫コーディネート 西村 依莉 構成 小川 聖子

テレビ出演、写真集や雑誌のカバー、SNSで大人気のセレブ猫さんたち、そしてこれからバズるかもしれないニューフェイス猫が計97匹登場。
「おつかれさま」「グッジョブ」「のんびり行こう」など、ポジティブワードつきで、メッセージカード替わりにも使いやすい仕様になっています。

おがわ せいこ

小川 聖子

Seiko Ogawa

東京(jing)都出身。アパレル系企業に勤務したのちライターに。雑誌やWeb系メディアにてファッション関連記事や人物インタビュー、読み物記事の構成...