授乳期間中の「おっぱいケア」 助産師が教える【乳頭亀裂】【白斑】【しこり】【乳腺炎】などトラブル対策

産(chan)前産(chan)後の知っておきたい「おっぱいケア」 #2 ~授(shou)乳期間中編~ おっぱいマッサージをマスターしよう

助産師:徳永 悦恵

「咲助産院」院長の徳永悦恵(とくながよしえ)先生。「こんなことを聞いたら、笑われるかな? なんていう心配は無用です。おっぱいで気になることはどんなことでも助産師に聞いてくださいね」(徳永先生)。

「徳永助産院」院長・徳永悦恵先生にお聞きする「産前産後のおっぱいケア」。
1回目では、妊娠中のおっぱいについてお話しいただきました。

2回目では、授乳期に知っておきたい“おっぱいケア”と、“おっぱいトラブル”についてです。

(全3回の2回目。1回目を読む

早め早めの対処で改善もスピーディーに!

出産を終え、授乳が始まると、妊娠中とはまた違うおっぱいトラブルが出てきます。

うちの助産院にも「産院を退院後、赤ちゃんに乳首をうまく吸わせることができない」、「乳首が痛くてどうしようもない」などのお悩みで駆け込んでくるママは大勢います。

産(chan)後のおっぱいトラブルが起(qi)きたら、まずは助産(chan)師に相談してください。それは、対処が早いほど、改(gai)善スピードが速くなるからです。

なかには、「乳腺炎で1週間以上も発熱し、胸にずっと激痛が……」というママさんがいらっしゃいます。自分で様子を見たい気持ちはわかりますが、とにかく我慢し続けないことが大切です。

そのほか、自分でいろいろと試しても、母乳が出ないというママも多くいます。そんなときも、自分を責めずにぜひ助産師(shi)に相談してください。

「結果的に、母乳が出なかったとしても、落ち込む必要はありません。母乳でもミルクでも、ママが笑顔で授乳を進めることができるかが肝心なのですから」(徳永先生)

授乳中のトラブル

授乳中のおっぱいトラブルにも個(ge)人差がありますが、よく見受けられるトラブルをご紹介します。

【乳頭亀裂】
〈症状〉
乳首の先端や、根元の部分に裂けたような傷ができること。乳首や乳輪部の皮膚はデリケートであるうえに、赤ちゃんがおっぱいを力強く吸うことでダメージを受けてしまうことがあります。逆に乳首が硬い場合も原因になることが。

乳頭亀裂ができると、授乳時や、服に乳首の先端が擦れることで痛みが生じ、状態が悪化する場合は出血することもあります。

〈対処法〉
赤ちゃんの口に入っても安全な専用の保護クリームを乳首に塗って保湿したり、乳頭亀裂部分を赤ちゃんの口角にくるような吸わせ方をさせたりしましょう。
横抱きや、フットボール抱きで、乳頭亀裂部分が痛(tong)くない抱き方(fang)を見つけるのもおすすめです。激(ji)痛(tong)が走(zou)る場(chang)合は、搾乳して哺乳瓶であげるなど、授乳をお休みしましょう。乳頭保護器を使う手もありますが、傷の状態によっては悪化してしまう場(chang)合もあるので、その際は助産師に相談してみてください。

【白斑】
〈症状〉
乳首の先端にできる直径1~5㎜ほどの白い斑点。白斑ができると、授乳するときに針で刺されるような強い痛みを感じます。また、乳管が詰まって母乳が乳腺内にとどまるためにしこりができてしまうことも。水疱や血豆ができることもあります。

〈対処法〉
乳首(shou)をオイル湿布したり、湯船に浸(jin)かって乳首(shou)マッサージをしましょう。また、授(shou)乳姿勢と吸い方(fang)(fang)・吸わせ方(fang)(fang)の見直しが必要です。赤ちゃんにおっぱいを吸わせる角(jiao)度を変え、乳管が詰(jie)まらないように気をつけたいところ。バランスの良い食(shi)事(shi)をとること、睡眠やリラックスする時(shi)間の確保も大切です。

【しこり】
〈症状〉
乳管閉塞や乳腺炎などのさまざまな原因から、授乳期のおっぱいにしこりができることがあります。乳管閉塞、つまり母乳による詰まりは、チクチクとした痛みや圧痛を伴う固いしこりになることも。

〈対処法〉
母(mu)乳を出すときに詰まりを解消すべく、ママ自(zi)身が片手でおっぱいのしこり部分を乳頭に向かって寄せる感じで授乳をしてみましょう。あくまでも、乳頭に向かって軽く押すような感じです。決して強(qiang)くグリグリと押したり、圧迫(po)したりしないように注意して。また、赤ちゃんにおっぱいを吸(xi)わせる角度を変えて授乳してみるのも有効です。それでも、しこりがなくならない場合は、医師の診察を受けましょう。

【乳腺炎】
〈症状〉
乳腺炎は乳腺に炎症が起きている状態。産後3ヵ月以内、とりわけ産後2~3週間で起こることが多いですが、授乳期間中ならいつでも起こる可能性があります。 おっぱいの熱感や痛み、腫れをはじめ、発熱や倦怠感といった風邪のような症状が出てきます。

〈対処法〉    
乳(ru)腺(xian)炎になってしまった場(chang)合には、基本的には排乳(ru)するしかありません。排乳(ru)とは、赤ちゃんに飲(yin)んでもらう、搾乳(ru)をする、おっぱいマッサージを受ける、など。ただし、強(qiang)い痛みが続く、発(fa)熱、おっぱいが赤く腫れている、乳(ru)首からの分(fen)泌物に血(xue)が混じっているなどの症(zheng)状がある場(chang)合は、早めに医師に診てもらいましょう。

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